むし歯治療後に冷たい物がしみる事はありませんか?
虫歯の治療で詰め物をした後、冷たい物がしみやすくなったと、感じられている経験はありませんか?
「ちゃんと治療をしてくれたのか?」
「まだむし歯が残っているのではないか心配!」
そんな方に説明致します。
むし歯が大きく、象牙質まで進行している場合
しみるかどうかは、むし歯の進行の程度や、歯の神経の興奮具合に左右されます。象牙質にまで及ぶむし歯の場合、神経の末端の詰まった象牙質を削ることになるため、詰め物をしてもしみることはありえます。
象牙質を削ってむし歯を取り除き、被せ物をする治療は、神経の切れ端がむき出しなる為、冷温刺激が伝わりやすくしみることがあります。
また、細菌がチューブから歯の神経へと入り込んでいる場合、細菌が抑え込まれるまで軽い違和感が残ります。
痛みが治まるのはどれくらい?
治療後のしみるかしみないかは、虫歯の進行程度や神経の興奮の度合いにより差が出ます。
しかしむき出しの神経に刺激が伝わり続けると、歯の刺激を止めようと二次象牙質がつくられ、しみなくなります。(大体3ヶ月ほどかかりますが、期間は個人差があります。)
二次象牙質はすぐには出来ないので、詰め物を入れた後は冷たい物、甘いもの、硬い物は避けましょう。
セラミックにしてみる。
金属の被せ物は、セラミックの被せ物より熱伝導率が良いため、冷たい物などは神経に伝わりやすいです。
冷たい物が伝わりにくいセラミックは有効的です。
神経治療は、極力避けたい。
歯の神経の取る治療は極力避けたいところですが、なかなか症状が収まらない場合は、最終的に取らなければならないこともあります。
そういうケースでも早まって神経を取ってしまわないこと。経過を見ているうちに、幸いにしてしみる症状が収まっていくこともあるので、様子を見ることも大切です。
お痛みが続く場合はご相談下さい。
噛み合わせ、ストレスや疲労など様々な要因でお痛みの可能性もあります。まずはご自身の健康状態も把握のうえ、かかりつけの歯科医師にご相談下さい。