歯ぎしりについて気になりませんか?ご自身で自覚している人もいれば、全く気がついていない方もいらっしゃいます。歯ぎしりというと、歯をギリギリこすり合わせるイメージがあるかもしれませんが、音がしない歯ぎしりもあります。この場合は本人のみならず周囲の人にも気づかれにくいため、放置されて様々なトラブルの原因になることもあるので要注意です。
歯ぎしりは就寝中に上下の歯が合わさることで、この事は誰にでもあることです。ただしその程度がひどくなれば、歯が大きく磨り減り知覚過敏の原因になります。また歯が欠けたり割れたりする原因にもなります。
歯ぎしりには4タイプあります。
●グライディング
上下の歯をギシギシとこすり合わせる一般的なタイプ
●クレンチング(音がしないタイプ)
無意識に歯を強くかみしめたり、くいしばるタイプ
●タッピング
歯をカチカチとすばやく合わせるタイプ
●ナッシング
一定の場所だけキリキリこすり合わせるタイプ
歯ぎしりにはこんな悪影響が
歯ぎしりは体重程の力がかかり続けると言われており、それによって以下の悪影響の可能性があります。
●歯が異常にすり減る
上下の歯をギリギリし続けることにより、歯がすり減り歯の高さが低くなって、見た目に老けて見えるようになる。
●歯周病が進行
歯周病を悪化させる要因に過剰な力があります。歯ぎしりを放置することで歯周病の進行が加速する可能性があります。
●歯が欠けたり割れたりする。
歯ぎしりにより歯が欠けたり割れたりするのに大きく関わっておりこれにより歯を失うこともあります。
●知覚過敏を起こす。
歯の根元に力がかかり続けることで、その部分がくびれ、、知覚過敏を起こしやすくなります。また歯が磨り減ったり、、歯に亀裂が入ったりすることで知覚過敏になります。
●顎の関節に悪影響を及ぼす。
強く嚙み続けることで周囲の筋肉が緊張状態になり、顎の関節にも大きな負担がかかり続けます。そのため、口が開きにくくなったり、顎の周囲に痛みが出る原因になります。
●その他
肩こり、頭痛など全身への影響。
就寝中の周囲の方への影響
歯ぎしりの対処法
歯ぎしりを起こす原因となっているストレスやアルコールの過剰摂取、逆流性食道炎による歯ぎしりなどがあります。
逆流性食道炎は初めて聞くかもしれませんが、胃酸が上がってきたのをお口の中で中和するために唾液を分泌する為に歯ぎしりをする事が解っています。
まずはこのあたりから改善していく事も考えてはいかがでしょうか?
マウスピースで就寝中の歯ぎしり食いしばり対策
歯ぎしりがひどい場合
・周囲の人に指摘された
・歯が大きく磨り減っている
・歯の知覚過敏がある
・朝起きた時に顎の周囲がこわばっていたり痛みがある。
このような症状の方は就寝時にマウスピースをつけるといった対策があります。
マウスピースは市販品もありますが、ご自身の歯に合わせる為に歯型からつくったマウスピースをご使用する方が良いでしょう。
歯ぎしりにより歯が磨り減り鋭利になりなることで、ご自身の舌を傷をつけてしまう事も考えられます。
当院では健診時にお口の中の状態をご説明させて頂きます。上記のようなお悩みの方は一度ご相談下さい。
おすすめな歯みがき粉
歯がしみる方にお勧めしている歯みがき粉です。歯ぎしりで知覚過敏の方にお勧めしています。
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